文字列、数値、変数、定数【JavaScript】
概要
JavaScriptは、ブラウザに動きを付けたり、画面を更新せずにサーバーと通信したりできるスクリプト言語です。現在では、ほぼ全てのWebサイトに使用されていると言われます。またJavaとは全く異なる言語で、JavaScriptの略称は「JS(ジェイエス)」です。
プログラムの実行
console.log
console.log("〇〇");の〇〇に文字を入力するとコンソールに出力されます。
プログラミングの中で文字を扱うための値は文字列と言います。
文字は'(シングルクォーテーション)で囲っても同じように出力されます。
どちらの場合も文末には;(セミコロン)を忘れずに付けます。
コメントアウト
文頭に//を付けることでコメントアウトすることができます。
数値と計算
数値は文字列とは異なり、"(ダブルクォーテーション)や'(シングルクォーテーション)で囲う必要はありません。
四則演算
「+」は足し算、「-」は引き算、「*」は掛け算、「/」は引き算です。
"(ダブルクォーテーション)を付けた場合、文字列としてそのまま出力されます。
文字列と数値は全くの別物です。
剰余
「%」を使うと割った時の余りを求めることができます。
文字列の連結
「+」を用いて文字同士を連結させることができます。
変数
変数とは、値を入れる箱のようなものです。箱には変数名を付けてどんな箱かを識別できるようにします。
変数は「let 変数名 = 値」として定義します。letは変数を定義する際の宣言です。プログラミングにおける「=」は「等しい」ではなく、「右側の値を左側に代入する」を意味します。
以下、使い方を紹介します。
代入演算子
変数に値を代入すると、変数は値として出力されます。
変数を出力する際は"(ダブルクォーテーション)で囲いません。
変数は「文字列」や「数値」と全く同じように扱えます。
変数には同じ値を繰り返し使えたり、変更に対応しやすいメリットがあります。
再代入
一度代入した値を変更することもできます。後に代入した値に上書きされます。
更新する際は、「let」を付ける必要はありません。
自己代入演算子
既に定義されている変数に計算を加え、再び代入することができます。
number = number + 10; の記述を
number += 10; に省略することができます。
足し算以外にもにも「-=」「*=」「/=」「%=」が使用できます。
命名規則
変数名はできるだけ分かりやすい英単語を用います。
1文字目に_(アンダーバー)や数字から始めるとエラーが生じます。
日本語やスペース、ifなどの予め決められた言葉(予約語)も使用できません。
定数
定数は、変数とは異なり一度宣言した値を更新することはできません。
constを先頭に置いて定義します。
値を更新しようとするとエラーが起こります。
定数は予期せぬ更新を防ぐ目的で使用されます。
テンプレートリテラル
先程、文字列の連結には「+」を用いましたが、テンプレートリテラルで定数や変数を埋め込むこともできます。
書き方は${定数}とし、文字全体を`(バッククォーテーション)で囲みます。
テンプレートリテラルを用いて、定数を埋め込むことに成功しました。