SCSS記法【Sass】
概要
Sass(サス)とは、CSSをより効率的に書くことのできる言語です。具体的にはCSSより記述を減らしたり、コードを再利用することができます。
SassにはSASS記法とSCSS記法の2種類があり、拡張子はそれぞれ「.sass」「.scss」です。今回はSCSS記法をアウトプットしていきます。
入れ子構造
▼CSSの記述
▼Sassの記述
入れ子構造を使うと通常のCSSを上記のように書き換えることができます。セレクタの中にセレクタを入れ子にすることで、同じセレクタを繰り返し書く手間が省けます。
記述量が増えるほど、そのメリットは大きくなります。
&(アンパサンド)
▼CSSの記述
▼Sassの記述
「&」を用いることで「セレクタ:hover」を「&:hover」に書き換えることができます。「:active」などにも同様に使えます。
▼CSSの記述
▼Sassの記述
また、上記のように同じ要素名を繰り返し書く場合も「&」で省略することができます。
変数
Sassでは変数を使用することができます。
変数は「$変数名: 値;」で定義します。値は変数に代入されます。
定義した変数名($hoge-color)を適用したい箇所に記述することで使用することができます。変数は使用するより前の箇所に定義しておきます。
@mixin
mixinとは複数のコードを1つにまとめ、複数箇所で呼び出せる機能です。これにより同じコードを何度も書くことがなくなります。「@mixin mixin名 {コード}」で定義します。
@include
▼Sassの記述
▼Sassの記述(mixin使用)
「@include mixin名」を記述することでmixinを呼び出すことができます。
引数
予めmixinの引数を指定しておくことで、includeから値を渡すことができます。
上記の場合、incledeごとにcolorを変更できるようになります。
関数
Sassでは様々な関数が用意されています。上記はよく使われるものです。
import
importは、外部のファイルを読み込むことができます。
読み込み先のファイルの先頭には「_hogehoge.scss」のように「_(アンダーバー)」を付ける必要があります。
import時に指定するファイル名は「_(アンダーバー)」と「.scss(拡張子)」を省略することができます。
使い方は、変数をまとめたファイルを作成し、使いたいファイル内で読み込みます。